
「ブルーロックの物語を楽しんでいるけれど、複雑な時系列が少し分かりにくい…」と感じていませんか。
この作品は、熱い戦いと共にキャラクターたちが成長していく時間軸が魅力ですが、アニメや漫画、さらにスピンオフの映画エピソード凪も加わり、全体の時間経過や時代設定を正確に把握するのは少し大変かもしれません。
特に、U20代表戦のような大きなイベントや、待望のアニメ2期が原作のどこにあたるのか、そして膨大な物語をどのような見る順番で追えば良いのか、また映画は見なくても大丈夫なのか、といった点は多くの方が気になるところでしょう。
この記事では、そんな疑問を解消し、ブルーロックの時系列をスッキリ整理して解説します!
結論!ブルーロックの時系列
フェーズ/出来事 | 詳細/主な内容 | 原作漫画 (該当巻目安) | アニメ (該当範囲) | 時系列上のポイント/備考 |
---|---|---|---|---|
物語開始 | 潔世一、高校サッカーで敗退。ブルーロックプロジェクトへの招待 | 1巻 | TVアニメ1期 1話 | 全ての始まり。 |
ブルーロック入寮 | 全国の高校生FW300人が”青い監獄”に集結 | 1巻 | TVアニメ1期 1話 | 生き残りをかけた共同生活と選考がスタート。 |
一次選考 | 各棟でのチーム総当たり戦 (vsチームX,Y,W,V) | 1巻~5巻 | TVアニメ1期 2話~11話 | 『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』では、凪誠士郎の視点からこの時期が描かれます。 |
二次選考 | 個の能力を試すステージ、奪敵決戦 (ライバルリー・バトル) | 5巻~11巻 | TVアニメ1期 12話~24話 | 個人技と戦術眼が問われる。ここまでがアニメ1期の範囲。『劇場版 -EPISODE 凪-』もこの選考の途中までを描きます。 |
三次選考 (世界選抜) | 世界のトッププレイヤーとの対戦、U-20代表戦メンバー選考 | 12巻~14巻 | TVアニメ2期 (2024年10月放送開始予定) | アニメ1期の直後の物語。世界レベルを体感し、U-20日本代表戦へ向けた選抜が行われます。 |
U-20日本代表戦 | ブルーロック選抜 vs U-20日本代表 | 14巻~17巻 | TVアニメ2期 (予定) | ブルーロックプロジェクトの存続と、日本サッカーの未来を賭けた重要な試合。 |
束の間の休息 | 休暇、選手たちは次なる戦いへの準備期間に入る | 18巻 | (TVアニメ2期終盤 or それ以降のシリーズで描かれる可能性あり) | U-20日本代表戦後のインターバル。 |
新英雄大戦 (ネオ・エゴイストリーグ) | 世界5大リーグの強豪クラブチームの育成システムに参加 | 18巻~連載中 | (TVアニメ2期以降のシリーズで描かれる可能性あり) | 各選手が異なる国(チーム)に分かれて競い合い、更なる成長を目指す新たなステージ。現在漫画で進行中。 |
ブルーロックの時系列を徹底解説

このセクションでは、物語の基本的な背景から、原作とアニメがそれぞれどこまで進んでいるのか、ブルーロックの時系列に関する基礎知識を解説します。
- ブルーロックの時代設定
- 物語の時間軸を追う
- 作中の時間経過まとめ
- 原作漫画の時系列情報
- アニメ版の時系列範囲
ブルーロックの時代設定
ブルーロックの物語は、現代の日本を舞台に展開されています。作中にはスマートフォンやインターネットといった現代的なテクノロジーが当たり前のように登場し、私たちにとって馴染みのある風景描写も見受けられます。このため、読者や視聴者は物語の世界に入り込みやすいのではないでしょうか。
具体的な年号が明示されることは少ないものの、登場人物たちの服装や生活様式、サッカーを取り巻く環境などから、おおよそ2010年代後半から2020年代初頭頃の日本が想定されていると考えられます。この時代設定は、主人公たちが直面する課題や、日本サッカー界がワールドカップ優勝という悲願を目指す物語の背景にもリアリティを与えています。
才能ある若者が集められ、特殊な環境下で過酷な競争を強いられるという「青い監獄(ブルーロック)プロジェクト」の斬新さが、現代社会の雰囲気と共鳴する部分もあるかもしれません。時代背景が物語の理解に直接的に大きな影響を大きく与えるわけではありませんが、キャラクターたちが生きる世界の空気感を感じ取る上で、この現代日本という設定は一つの基盤となります。
物語の時間軸を追う
ブルーロックの物語は、主人公である潔世一が高校サッカー選手権の埼玉県予選決勝で敗退するところから始まります。全国制覇の夢を絶たれた彼の元に、日本フットボール連合から強化指定選手としての招集通知が届き、物語の歯車が大きく動き出すのです。
招集された潔は、「青い監獄(ブルーロック)プロジェクト」に参加します。これは、日本をワールドカップ優勝に導くための世界一のストライカーを育成する施設であり、全国から集められた300名の高校生フォワードが過酷な選考に身を投じることになります。物語は、このブルーロック内部で行われる様々な選考や試合を中心に、時間軸に沿って進行していきます。
各選考は段階的に難易度が上がり、それぞれのフェーズで新たなライバルが登場し、仲間との出会いや別れが描かれます。これらの出来事を通じて、選手たちは技術的にも精神的にも成長を遂げていく様子が、この作品の大きな魅力の一つと言えるでしょう。物語の進行と共に、日本サッカー界全体を巻き込む大きなうねりへと発展していく点も、時間軸を追う上での見どころです。
作中の時間経過まとめ
ブルーロックにおける時間の経過は、各選考や試合、トレーニング期間などを通じて具体的に感じ取ることができます。物語開始からU-20日本代表戦終了まででも、数ヶ月単位の時間が流れていると考えられます。
例えば、一次選考はチームごとの総当たりリーグ戦で、約2週間程度の期間で行われたと推察されます。続く二次選考は複数のステージで構成され、個々の能力が試される内容となっており、これも数日から数週間にわたる期間が必要です。三次選考では、世界選抜チームとの対戦などを経て、さらに時間が経過します。
これらの選考期間だけでなく、選考と選考の合間にもトレーニングやチーム編成のためのインターバルが存在します。キャラクターたちの会話やモノローグからも、季節の移り変わりや経過した日数が示唆されることがあり、物語のリアリティを高める要素となっています。新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)編では、さらに長期的なスパンで物語が展開しており、選手たちの成長と変化をじっくりと描いています。ただし、具体的な「何年何月何日」といった日付が明確に示されることは少ないため、各出来事の期間や経過はおおよそのものとして捉えるのが適切です。
原作漫画の時系列情報
ブルーロックの物語を最も詳細に、そして最先端で追うことができるのは、週刊少年マガジンで連載中の原作漫画です。2024年5月現在も連載は続いており、物語は常に新しい展開を迎えています。
原作漫画の時系列は、物語の開始から一貫して進んでいます。
- ブルーロックプロジェクト始動~一次選考: 潔世一の敗退から、ブルーロック入寮、そしてチームZでの戦いを描きます。
- 二次選考~三次選考: 個々の能力が試されるライバルリーバトルや、世界選抜との対戦などが描かれます。
- U-20日本代表戦: ブルーロックイレブンがU-20日本代表に挑む、物語の大きな山場です。
- 新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ): U-20日本代表戦後、世界トップクラスの環境で選手たちがさらなる成長を目指す新たなステージです。現在は、この新英雄大戦が進行中です。
スピンオフ作品である『ブルーロック-EPISODE 凪-』も月刊少年シリウスで連載されており、本編の時系列とリンクしながら、凪誠士郎の視点で物語が描かれています。本編と合わせて読むことで、より深くブルーロックの世界観を理解することができるでしょう。
原作漫画を読むことで、アニメや映画で描かれていない先の物語や、より詳細なキャラクター描写に触れることが可能です。
アニメ版の時系列範囲
テレビアニメ「ブルーロック」は、原作漫画の物語を忠実に再現しつつ、迫力のある映像と音楽で多くのファンを魅了しています。
アニメ1期のカバー範囲
アニメ1期は2022年10月から2023年3月まで全24話で放送されました。この1期では、原作漫画の冒頭、潔世一がブルーロックに入寮するところから始まり、一次選考、そして二次選考の途中までが描かれています。具体的には、コミックス1巻から11巻の途中(94話「開戦」あたり)までの内容に相当します。多くの個性的なキャラクターが登場し、ブルーロックの過酷な環境と熱い戦いが丁寧に映像化されました。
劇場版『ブルーロック -EPISODE 凪-』の位置づけ
2024年4月19日に公開された『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』は、スピンオフ漫画『ブルーロック -EPISODE 凪-』を原作としています。時系列的には、本編の一次選考開始から二次選考の途中までを、凪誠士郎と御影玲王の視点で描いています。テレビアニメ1期と時間軸が重なる部分が多いですが、本編では描かれなかった凪の内面や玲王との関係性が深く掘り下げられており、新たな発見があるでしょう。
アニメを追いかけている方にとって、原作漫画のどの部分が映像化されているのかを把握しておくことは、物語をよりスムーズに理解する助けになります。
ブルーロック時系列の詳細ガイド

ここでは、物語の重要なターニングポイントや今後の展開、そして作品を最大限に楽しむための視聴順など、より踏み込んだ時系列情報をお伝えします。
- U20戦の時系列的位置
- エピソード凪の時系列
- アニメ2期の時系列予測
- おすすめの見る順番は?
- 映画は見なくても大丈夫?
- ブルーロック時系列の総括
U20戦の時系列的位置
U-20日本代表戦は、ブルーロックプロジェクトにとって、そして登場する選手たちにとって極めて重要な意味を持つ戦いです。この試合の時系列上の位置づけは、ブルーロックのフェーズを理解する上で欠かせません。
U-20日本代表戦は、一次選考、二次選考、そして三次選考(世界選抜とのトライアウトなどを含む)といった数々の試練を乗り越えたブルーロックの選抜メンバーが、現役のU-20日本代表チームに公式戦で挑むというものです。時系列的には、ブルーロックプロジェクトがある程度の期間進行し、選手たちが著しい成長を遂げた後に設定されています。原作漫画では、14巻から17巻にかけてこの激闘が描かれました。
この試合は、単なる強化試合以上の意味合いを持ちます。ブルーロックプロジェクトの存続、そして日本サッカーの未来を左右する可能性を秘めた一戦として位置づけられています。敗北すればプロジェクトは解体、勝利すれば日本代表の主導権を握るという大きな賭けでした。そのため、選手たちの士気も非常に高く、個々の能力とチームとしての連携が試される、まさに総力戦となりました。アニメでは、1期の最終盤でこのU-20日本代表戦への序章がわずかに描かれ、本格的な試合展開は2期以降の見どころとなるでしょう。
エピソード凪の時系列
『ブルーロック -EPISODE 凪-』は、本編の主人公である潔世一とは異なる視点からブルーロックの物語を描くスピンオフ作品です。この作品の時系列を理解することは、本編との関連性を把握し、物語を多角的に楽しむために役立ちます。
『エピソード凪』は、凪誠士郎がサッカーと出会い、御影玲王と共にブルーロックに入寮するところから物語が始まります。時系列的には、本編の一次選考が開始される少し前からスタートし、一次選考、そして二次選考の途中(本編アニメ1期の範囲とおおむね重なります)までの出来事を、凪と玲王の視点を中心に描いています。2024年4月に公開された劇場版も、このスピンオフ漫画を原作としています。
本編では潔の視点から描かれることが多い出来事も、『エピソード凪』では凪の天才的なサッカーセンスの覚醒や、玲王との絆、そして彼ら自身の葛藤や成長がより深く掘り下げられています。同じブルーロックという舞台で起こる出来事でも、視点が変わることで新たな発見やキャラクターの魅力に気づかされるでしょう。本編の時系列と並行して、あるいは補完する形で『エピソード凪』を読む(または観る)ことで、ブルーロックの世界観はさらに広がりを見せます。
アニメ2期の時系列予測
ファン待望のテレビアニメ「ブルーロック」2期は、2024年10月からの放送開始が予定されており、物語がどの時点から描かれるのか、多くの方が注目しています。
アニメ1期が原作漫画の11巻途中(二次選考の終盤)までを描いたことを踏まえると、2期は主にその続きからスタートすると考えるのが自然です。具体的には、原作漫画の11巻の終わりから、三次選考(世界選抜との対戦など)、そして物語の大きなクライマックスの一つであるU-20日本代表戦が中心に描かれると予測されます。このU-20日本代表戦は、原作でも非常に人気の高いエピソードであり、アニメでの迫力ある試合描写が大いに期待されています。
U-20日本代表戦は、原作では14巻から17巻にかけて展開されるため、2期の放送話数にもよりますが、この戦いが2期のメインコンテンツとなる可能性が高いでしょう。選手たちのさらなる進化、新たなライバルとの出会い、そしてブルーロックプロジェクトの未来を賭けた熱い戦いが、どのように映像化されるのか、今から楽しみです。また、U-20日本代表戦後の展開についても、2期の構成次第では一部描かれるかもしれません。
おすすめの見る順番は?
「ブルーロック」は、テレビアニメ、原作漫画、スピンオフ漫画、そして劇場版と、複数のメディアで展開されています。これらの作品をどの順番で楽しむのが最も理解しやすく、また魅力を最大限に味わえるのか、迷う方もいらっしゃるかもしれません。
基本的なおすすめの順番としては、まずテレビアニメ1期を視聴することから始めるのが良いでしょう。アニメ1期は物語の導入から主要キャラクターの登場、そしてブルーロックの基本的な世界観を掴むのに最適です。
次に、**劇場版『ブルーロック -EPISODE 凪-』**を観るのがおすすめです。これはアニメ1期と時系列が重なる部分を凪の視点から描いているため、1期の知識があるとより深く楽しめます。もちろん、アニメ1期視聴前に観ても凪と玲王の物語として楽しめますが、本編との繋がりを意識するなら1期視聴後が良いでしょう。
その後、放送が開始されたらテレビアニメ2期を視聴します。これはアニメ1期の直接的な続きとなります。
アニメの続きや、より詳細な物語を知りたくなった場合は、原作漫画を読み進めるのが王道です。アニメ1期の続き(11巻途中から)を読むのも良いですし、最初から全て読み直して、アニメではカットされた描写や伏線などを楽しむのも一興です。**スピンオフ漫画『ブルーロック-EPISODE 凪-』**は、本編の該当箇所を読んだ後やアニメ1期視聴後に読むと、キャラクターへの理解が一層深まります。
以下の表に、主な作品と推奨される順番の例をまとめました。
順番 | 作品名 | 備考 |
1 | テレビアニメ1期 (全24話) | 物語の導入、基本設定の理解に最適 |
2 | 劇場版『ブルーロック -EPISODE 凪-』 | アニメ1期と並行する時期の凪視点。1期視聴後がよりおすすめ |
3 | テレビアニメ2期 (2024年10月~予定) | アニメ1期の続き。U-20戦などが描かれると予想 |
4 | 原作漫画 | アニメの続きから、または最初から全て。最新の展開を追える |
(補) | スピンオフ漫画『ブルーロック-EPISODE 凪-』 | 本編の該当箇所読了後やアニメ1期視聴後推奨。凪と玲王の物語 |
もちろん、これはあくまで一例です。興味を持った作品から自由に触れてみるのも楽しみ方の一つと言えるでしょう。
映画は見なくても大丈夫?
2024年4月に公開された『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』について、「本編のストーリーを理解する上で、必ず見なければならないのか?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。
結論から言いますと、劇場版『ブルーロック -EPISODE 凪-』を見なくても、本編であるテレビアニメや原作漫画のストーリーが分からなくなるということはありません。この映画は、本編の主人公である潔世一ではなく、人気キャラクターの凪誠士郎と御影玲王の視点から、ブルーロックでの彼らの出会いと成長を描いたスピンオフ作品が原作です。
時系列的には、テレビアニメ1期で描かれた一次選考から二次選考の途中までの出来事と並行しています。そのため、本編の主要なストーリーラインを追うだけであれば、この映画をスキップしても大きな支障はないでしょう。
しかし、この映画には見る価値がないという意味では決してありません。むしろ、凪や玲王というキャラクターを深く知りたい、彼らの関係性や内面描写に興味があるというファンにとっては、非常に楽しめる内容となっています。本編では描ききれなかった彼らの心情や、サッカーに対する初期の動機などが丁寧に描かれており、彼らのキャラクター像に新たな魅力を発見できるはずです。また、本編の出来事を異なる角度から見ることで、物語全体の理解が深まるという側面もあります。
したがって、「必ず見なければならない」というわけではありませんが、ブルーロックの世界をより多角的に、そしてより深く楽しみたいという方には、視聴をおすすめします。特にアニメ1期を視聴済みであれば、スムーズに物語に入り込めるでしょう。
ブルーロック時系列の総括

ここまで「ブルーロック」の時系列に関する様々な情報を見てきました。最後に、この記事で解説した重要なポイントや結論をまとめます。
- 物語は現代日本が舞台
- 主人公潔世一の高校サッカー敗退とブルーロックへの招待から始まる
- ブルーロックプロジェクトは世界一のストライカー育成が目的
- 一次選考は入寮直後の各棟でのチーム総当たり戦
- 二次選考は個の力が試されるライバルリーバトル形式
- テレビアニメ1期は原作漫画1巻から11巻途中(二次選考中盤)までを描写
- 劇場版『ブルーロック -EPISODE 凪-』は凪と玲王視点で一次・二次選考を描く
- 三次選考では世界選抜チームとの対戦などを経験
- U20日本代表戦はブルーロックの存続と日本サッカーの未来を賭けた重要な試合
- テレビアニメ2期は2024年10月放送開始予定で三次選考やU20戦が中心となる見込み
- U20日本代表戦後には選手たちの束の間の休息期間が存在
- 新英雄大戦(ネオ・エゴイストリーグ)は世界各国のクラブチームを舞台にした新たな選考
- 原作漫画は現在この新英雄大戦が進行中
- 視聴はテレビアニメ1期から始めるのがおすすめ
- 映画はアニメ1期視聴後または原作の該当箇所を理解した上で見るとより楽しめる
- スピンオフ作品も本編の時系列と深く関連
- 時系列を理解することで各キャラクターの成長や物語の深みをより一層感じられる