
『キングダム』は、連載開始からすでに約20年が経過し、「キングダムはいつ終わるのか?」と心配する人が増えています。
物語がどこまで進んでいるのか、今どの辺なのか、折り返しは過ぎているのかといった疑問や、「長すぎる」「終わる気配がない」といった声も多く見られます。実際、漫画は完結してるのか、最終話はいつになるのか、そして完結しない理由は何なのか。
さらに何巻まで面白いのかや、作者・原泰久先生のコメント、映画はいつ終わるのかなど、あらゆる角度から完結の予想や計算をまとめて解説します!
結論!キングダム完結までの道
項目 | 内容 |
---|---|
現在の巻数 | 75巻(2025年4月時点) |
物語の時代背景 | 紀元前233年(秦の中華統一=紀元前221年まであと約12年) |
完結の目標(作者発言) | 「あと5年で完結させたい」(2021年時点の発言、=2026年頃を想定) |
読者予測(現実的) | 2032〜2035年頃(あと7〜10年) |
最終巻予測 | 100〜140巻超えの可能性 |
「折り返し」か? | 折り返しを超えて後半に入ったとの見方が多いが、展開の遅さから終わりはまだ遠い |
どこまで来てる? | 趙との最終局面に突入中。燕や斉などの攻略はこれから |
読者の声:長すぎる | 戦が長引きすぎて進行が遅く、「長すぎる」「終わる気配がない」との声多数 |
映画版の進行 | 第3作『運命の炎』まで公開済。続編の可能性は高いが、完結予定は不明 |
原泰久先生について | 1975年生まれ。『キングダム』は2006年より連載。完結までの構想は持っていると発言あり |
キングダムはいつ終わる?完結の見通しとその理由

- 完結しないと言われる3つの理由
- 終わる気配がないと感じる背景
- 漫画は完結してる?最新の連載状況
- 今どの辺?物語の進行と折り返し地点
- 長すぎる?テンポや展開に対する読者の声
完結しないと言われる3つの理由
結論から言うと、『キングダム』が「完結しないのではないか」と言われている理由は、大きく分けて3つあります。連載の長期化、物語のスケール、そして進行のスピードにあります。
1. 連載開始からすでに20年近い
『キングダム』は2006年から連載が始まり、2025年4月時点で75巻に達しています。つまり、約19年間続いている長期連載です。この時点で物語の舞台は紀元前233年。秦の中華統一が完成する紀元前221年までは、まだ12年分の史実が残っています。現実の連載ペースを考えると、今後も相当な年月を要することがわかります。
2. ストーリーのスケールが大きすぎる
本作は中国戦国時代を舞台にした歴史大河ロマンです。登場する国の数も多く、それぞれの国との戦いが丁寧に描かれます。たとえば、「鄴攻め」だけで10巻以上に渡る長編となっており、物語の密度とボリュームの大きさが完結を遠ざけていると考えられます。
3. 展開のスピードが緩やか
一つの戦いに複数巻をかけて描くスタイルが定着しており、年に4巻程度のペースでしか進行していません。このペースが続くと、完結にはあと10年以上かかる計算になります。こうした事情から、「このままでは完結しないのでは」と危惧されているのです。
キングダム72巻まで読んだけどこれいつ終わるの
— ノクタアン (@kouhey12) May 31, 2024
終わる気配がないと感じる背景
多くの読者が『キングダム』に対して「終わる気配がない」と感じています。その背景には、ストーリーの構造と展開のパターンが大きく影響しています。
まず、戦いの描写に非常に多くのページが使われることが特徴です。たとえば一つの合戦に数巻を費やすため、読者の体感として「まったく話が進まない」という印象を持ちやすくなります。これは過去の「合従軍編」や「鄴攻め編」などでも同様でした。
次に、登場キャラクターの掘り下げが丁寧な点もあります。それぞれの人物に深い背景が設定されており、その描写に時間がかかるため、物語全体のテンポが遅く感じられるのです。
また、2025年時点で描かれている時代がまだ秦の統一前であることも一因です。現実の時間軸で考えても、ここからさらに燕や斉といった国々との戦いが控えているとされており、道のりはまだ半ばと言えるでしょう。
つまり、構造的に話が終わりにくい内容と展開方法が、「終わる気配がない」という印象を読者に与えているのです。
毎日この時間、夫と息子がキングダム観てる。いつ終わるのこれ。
— こまみ (@yumesuke214) July 24, 2024
漫画は完結してる?最新の連載状況
『キングダム』は、2025年4月時点で「完結していません」。現在も『週刊ヤングジャンプ』で継続的に連載されており、単行本も最新75巻まで刊行されています。
ここで注意したいのは、インターネット上で「完結している」と誤解されることがある点です。これは「ひとつの大きな戦が終わった」「主要キャラが退場した」など、物語の一区切りがついたように見える場面があるためだと考えられます。しかし、公式には完結の発表はされておらず、物語は中華統一へ向けて進行中です。
さらに、作者である原泰久氏は過去のインタビューで「あと5年で終わらせたい」という意向を語っていましたが、そのスケジュール通りに進んでいるかは不透明です。連載のペースや内容の重厚さを考慮すると、現時点では完結までにさらに数年以上かかる可能性が高いと見られています。
このように、物語は今なお連載中で、完結には至っていません。最新巻や雑誌での掲載状況をチェックすることで、リアルタイムの動向を追うことができます。
休む時間がなくて疲れた⋯毎日ピッコマでキングダム1話だけ見て寝てる いま175話目 いつ終わるの?これ
— まと☺︎@2y 🎀🗼 (@matotomama) November 8, 2024
今どの辺?物語の進行と折り返し地点
現在の『キングダム』は、物語の中で折り返しを過ぎたあたりに位置していると見られています。連載は2006年に始まり、2025年4月時点で75巻に到達していますが、ストーリー上はまだ中華統一の前段階です。
このため、結論としては「物語は中盤から後半に入りつつあるが、終盤とは言えない段階」と言えます。
現在描かれている時代背景
- 時代設定:紀元前233年頃
- 中華統一まで:あと約12年(史実上の秦統一は紀元前221年)
物語では、秦が趙との戦いを続ける中で、いよいよ趙の首都・邯鄲への攻撃に移る段階です。この戦いは歴史的にも大きな転換点であり、物語としても次のフェーズに入る重要な局面とされています。
折り返しを過ぎたと考えられる理由
- 作者が「完結まで100巻前後」と過去に述べていた
- 現在75巻に到達しており、物語の構造上も大きな山場に差し掛かっている
ただし、今後は燕・斉との戦いや内政面の描写も予想されるため、読者が期待する「クライマックス」まではもうしばらく時間がかかる可能性があります。
長すぎる?テンポや展開に対する読者の声
『キングダム』が「長すぎる」と言われる理由は、ストーリー展開のペースが非常にゆっくりしていることにあります。結論としては、「一つの戦いに複数巻を費やす構成」が読者に長さを感じさせる大きな要因です。
読者が感じている主な課題
- 1つの戦いが10巻以上続くこともある
- 登場キャラが多く、それぞれの描写に時間がかかる
- 年間の単行本刊行数が3〜4巻と限られている
例えば「鄴攻め編」は約10巻以上にわたって続き、全体としては戦闘の描写だけで数百ページにも及びました。このような構成が続くと、1年間で描かれる物語の期間が非常に短くなり、話が進んでいないように見えるのです。
読者の声(傾向)
- 「テンポが遅く感じる」
- 「昔はテンポが良かったが今は冗長」
- 「もっとテンポ良く進んでほしい」
一方で、「丁寧な戦略描写や心理戦が魅力」と評価する声もあります。つまり、テンポの遅さが必ずしもネガティブな評価だけではなく、じっくり描く作風が好きな読者も多いのです。
キングダムがいつ終わるかを予想と計算で読み解く

- 何巻まで面白い?ファン評価と転換点
- 完結はいつ?予想・計算から導く可能性
- 映画はいつ終わる?実写版の展開との関係
- 作者 原泰久先生が語る完結構想
- キングダムはいつ終わるのか?まとめ
何巻まで面白い?ファン評価と転換点
多くのファンが「キングダムは30巻前後までが特に面白い」と感じている傾向があります。物語の勢い、戦いの緊張感、キャラクターの成長がバランスよく描かれている点がその理由です。
ファンが特に評価する巻数と理由
巻数帯 | 理由と見どころ |
---|---|
1〜5巻 | 王都奪還編。政と信の出会い、物語の導入が熱い |
11〜16巻 | 馬陽の戦い。王騎将軍の名場面が続出 |
25〜33巻 | 合従軍編。戦略、心理戦、人間ドラマが凝縮された山場 |
中でも「合従軍編」は、圧倒的な敵に囲まれた状況での攻防戦が評価されており、テンポの良さと緊迫感の高さが魅力です。戦術の描写だけでなく、各キャラクターの個性も際立っていたため、多くの読者から「ピーク」として挙げられています。
転換点と評価の変化
30巻以降も見どころはありますが、一部読者の間では「戦いが長く、テンポが落ちた」との声も聞かれます。「鄴攻め編」以降は一つの戦いに多くの巻数をかけるようになり、物語の進行がゆるやかになった印象を持たれるようになりました。
そのため、「キングダムはどこまで読めばいいか?」と悩む方には、まず合従軍編までを目安にするのが一つの基準になるでしょう。
完結・最終話はいつ?予想・計算から導く可能性
結論としては、『キングダム』の完結は最短で2026年、現実的には2032年から2035年頃になると予想されています。これは過去の作者コメントと、史実と連載ペースを照らし合わせた計算に基づいています。
現在地点と必要な進行年数
| 現在描かれている年 | 紀元前233年ごろ(75巻時点) | | 中華統一の年 | 紀元前221年(残り12年) |
このため、あと12年分の史実を描く必要があります。
連載ペースから見た計算
- これまでのペース:約1年で2巻〜4巻
- 1年分の史実を描くのに約1.5年〜2年かかる傾向
- このペースで残り12年分を描くと、約15年〜20年かかる可能性もある
作者のコメントとの比較
原泰久先生はかつて「あと5年で完結させたい」と話していました。ただ、実際には構成や展開が複雑になっており、その意図通りに終えるのは難しい状況です。
こうして考えると、物語の密度や描き込みの深さを踏まえても、最終話での完結まではまだ年単位の時間が必要であることがわかります。
映画 いつ終わる?実写版の展開との関係
『キングダム』の実写映画シリーズがいつ完結するかは、現時点では明確には決まっていません。ただし、原作との関係性や制作の傾向から、今後も数作にわたって続く可能性が高いです。
現在までの映画公開状況
タイトル | 公開年 | 内容の範囲 |
---|---|---|
キングダム(第1作) | 2019年 | 王都奪還編 |
キングダム2 遥かなる大地へ | 2022年 | 蛇甘平原の戦い |
キングダム 運命の炎 | 2023年 | 馬陽の戦い(一部) |
これらの内容から分かる通り、映画1本あたりがカバーする原作の範囲は限られています。そのため、仮に原作と同じ中華統一まで映像化するのであれば、あと数本の続編が必要になります。
映画シリーズが長期化する可能性
- 1作につき原作5巻前後を映像化
- 原作が100巻以上続く見込み
- 今後の公開間隔が2〜3年ごとだとすると、10年以上続く可能性もある
つまり、実写版が完結する時期も原作と同様に「長期化」が見込まれています。原作の進行状況と連動して制作が続く場合、映画の最終作は2030年代になる可能性もあるでしょう。
作者 原泰久先生が語る完結構想
作者の原泰久先生は、前述のように、作品の完結について過去にいくつかのコメントを出しています。結論としては、「完結までの明確なビジョンはあるが、実際のペースとは差がある」というのが現状です。
過去の発言と構想の方向性
- 「物語は80〜100巻程度で完結したい」
- 「あと5年で終わらせたい(2021年時点の発言)」
- 「健康であれば最後まで描ききるつもり」
これらの発言から、原先生は最終的なゴールを明確に持っていることが分かります。ただし、読者の反響や構成の調整により、当初の想定よりも話数が増えている様子も見受けられます。
作者の作風から見える完結へのこだわり
- 戦略や心理戦を重視し、じっくり描く
- キャラクターの成長や背景描写に時間をかける
- 歴史の流れに沿いつつも、ドラマとしての緩急も丁寧に設計
このようなスタイルで物語が展開されているため、完結を急ぐよりも「納得のいく形」で終わらせたいという思いが強いと考えられます。
したがって、原先生自身の意欲と計画に基づいて物語は進行していますが、完結時期は柔軟に延びる可能性もあるという点は念頭に置くべきです。
キングダムはいつ終わるのか?まとめ

現時点では、『キングダム』の明確な完結時期は発表されていません。ただし、作者・原泰久先生のコメントや、物語の進行状況から考えると、完結にはまだ数年単位の時間がかかる見込みです。
作者は「あと5年で終えたい」と語ったことがありますが、2025年現在の進み具合から見て、実際には2030年代前半の完結が現実的とされています。今は中華統一の12年前、まだ重要な戦いや国が残っている状態です。
このため、キングダムの完結を待つ読者にとっては、長期的な視点で楽しみながら追い続ける姿勢が求められます。ストーリーの終着点に向けて、今後の展開にも注目が集まります。
箇条書きでもまとめました。
- 2025年時点で75巻まで刊行されており完結していない
- 作者は「あと5年で完結させたい」と発言している
- 現在の物語は中華統一の12年前・紀元前233年が舞台
- ストーリー展開が遅く、1戦につき10巻以上かかることもある
- 「合従軍編」など30巻前後までが特に高く評価されている
- 映画版は3作まで公開されており、今後も長期シリーズ化の見込み
- 完結までに100巻〜140巻になる可能性がある
- 作者のこだわりにより丁寧な描写が多く時間がかかっている
- 読者の中には「完結しないのでは」と感じる声もある
- 最終話の予想は早くて2026年、遅ければ2035年になる可能性がある